『ビッグショット』シマ争いじゃ!オラオラ!

★★★★☆

「ビッグショット」
★★★★☆
シカゴの街を舞台に、4つのファミリーがシマ争いを繰り広げています。そこで抗争が勃発し、政治家への買収などお金を使ったシマの獲得にのり出すテーマのボードゲームです。
盤面がシカゴの街を示しており、それぞれの土地には数字とx2が書かれています。
ルールはシンプル。競りで獲得したキューブを土地に配置をしていくエリアマジョリティのゲーム。
まず、ダイスで決まった場所のキューブをプレイヤー全員で競りを行います。競り勝ったプレイヤーは資金を支払い決まった場所のキューブを獲得。そのキューブを土地に配置していきます。一つの街に置けるキューブは7つまで。そこでマジョリティを獲得したプレイヤーカラーのキューブが、その土地を買収したことになります。続けてダイスを振り、決まったキューブを競り。同じようにゲームを進めていきます。ゲーム終了時、買収した土地の金額と手持ちの残り金額を合わせて、一番資産の多いプレイヤーが勝利となります。
プレイ感としては、シンプルながらも凄く戦略性を求められる競りゲーム。競りの要素はシンプルですが、配置できるキューブがゲームのカギとなっています。キューブはボードの周りにランダムに置かれてあり、他のプレイヤーのキューブを配置する必要が出てきます。
場合によっては相手に有利な置き方をしていまう場合も。他のプレイヤーのキューブと自分のキューブがいかにマジョリティ争いをするかが、自分の手にかかってきます。
また資産が全くといっていいほど足りずに、借金の嵐。一回目の借金は利息引いた9。二回目は8、三回目は7、、、とだんだん借金できる額も下がってきます。返済が無い分、利息前取り制度で、ここぞという時に使いたい反面、そうもいかずジレンマ。
ジレンマの末に獲得したキューブを置くジレンマ。ジレンマxジレンマが回るボードゲーム。
簡単なゲームに見えて、置くキューブの場所、そして競り勝つタイミングなど考えどころが満載。
他のプレイヤーとの駆け引きがとても楽しいボードゲームです。
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