『ボスク』四季折々のエリアマジョリティ

★★★★☆

「ボスク」
★★★★☆
四季折々。1年を通して、植樹や落ち葉の配置により多くの点数を獲得するゲームです。

1年、春夏秋冬がフェイズになっており、4フェイズを通してプレイします。

夏と冬は得点フェイズ。春と秋がアクションフェイズの2つに分かれています。

春は植樹。自分のカラーの木を盤面に置いていき、全員が置ききったら夏フェイズに。

夏フェイズは列・行で点数計算をします。春に置いた木には数字が書かれており、それの合計値争いになります。

そして秋。このゲームのメインです。

秋では春に置いた木を基準に、落ち葉を配置していくシステム。落ち葉を置くエリはは8つあり、そこでエリアマジョリティ争いを行います。

風向きが秋の最初にきまり、応じて落ち葉を配置。おける数は手札で決まります。
そうして、全プレイヤーが全部の木から落葉させると冬の得点計算に入ります

冬では落ち葉の数でエリアマジョリティを確認し加点。最終的に一番点数の高いプレイヤーの勝利となります。

とてもきれいな盤面!それが第一印象。落ち葉のコマも綺麗で色合いも素敵。インスタ映えなボードゲーム。

ルールは簡単で、思った以上にアブストラクトゲームでした。

風向きと、自分の手札によって落ち葉の数を決め、またエリアにどう絡むかが勝負のカギ。ただし、そのためには春のフェイズでどこに木を配置するかが重要でもあります。

春・夏の加点は小さいですが意外と侮れないのも冬に絡んでくるから。

システムとしては見た目に反して、しっとりした感じですが、四季折々な感じがよくできています。

秋のフェイズが長いのが少し気になりますが、そういったゲームだ!と思うと気にならない。盤面に色んな木がある雰囲気。そして落ち葉が配置されていく様など、見た目を楽しみながら遊べる良いゲームです。

他に植樹をテーマにした「光合成」もありますが、個人的にはこちらの方が遊びやすく、分かりやすいイメージ。光合成よりも他のプレイヤーとの争いは少な目ですので、それが好みの差かもしれませんね。

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