『パフューマリー』自分の香水ブランドを

★★★★☆

「パフューマリー」

★★★★☆

パフューマリー。プレイヤーは調香師となり、自分の香水ブランドを発展させてトップを目指す
カジュアルなワーカープレイスメントゲーム。

ゲームのルールはシンプルな方。色々なアクションを行って、求める香水(勝利点になる)を作成することを目指します。
場には、香水のもとになるエッセンスのカードと、完成を目指す香水のカードが出ており、そのカードを獲得するところから始めます。
カードの獲得には手持ちのワーカーを使用。そして、エッセンスのカードを自分の場(ノート)に配置して、香水カードを完成させます。

このゲームの特徴は、カードに数字が書いてあり、その数字がお金の役目も果たします。
作りたいエッセンスをノートに置くためのコストに、エッセンスカードや香水カードを使用することも多々あります。そのようにして、山札のカードが無くなるまでラウンドを続けて、最終的に完成させた香水カードの得点が多いプレイヤーの勝ちとなります。

シンプルなワーカープレイスメントで、アクションもそう複雑ではありません。
ただし、エッセンスを抽出するために、自分のノートにカードを配置することに一苦労。
その配置次第で、エッセンスを別のエッセンスに変換したり増やしたりすること。その1ラウンドで抽出されたものを使って香水を完成させる。拡大再生産の要素も含まれています。
余ったエッセンスは少しだけ次のラウンドに持ち越せますが、やはり新鮮さが大切。抽出されたエッセンスは揮発してしまうのです。

ゲーム後半には、高度な香水が出てきたり、交換率が良いカードや、レアなエキスが獲得できたりと、最初コツコツ、中パッパ。後半ぐぐっと伸びていく感じは、遊んでて楽しい!

先に書いた、コストの為のカードは、場に出されて、それを獲得することも可能になるので、手札上限させ守れば、うまく回していくことも可能。

コンパクトなコンポーネントの中に、一つ一つが違う香水のカードに、調香師の駒が、ゲームの見た目を素敵に仕上げています。

香水を作っていく様や、コンポーネント。手札やノートの回し方をじっくり考えることができるボードゲーム。
テーマとシステム・見た目ともに、三拍子揃ったとても良いボードゲームです。

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