『パイプライン』石油とパイプと拡大再生産

★★★☆☆

「パイプライン」
★★★★☆

パイプライン。自身が石油の精製会社の経営者となり、上等な石油を売り、資金を集めるボードゲームです。

全部で3年。ラウンドが1年目は8ラウンド。2年目が6ラウンド。3年目に至っては4ラウンドしかありません。合計で18手番で、どこまで長いパイプを繋いでより良い石油を精製するかがキーとなっているボードゲームです。

基本的にはワーカープレイスメント。手番でパイプの購入やマシンの購入。アップグレードタイルやオイルの売買などを行うことができます。

アクションをするのにだいたいが資金が必要となり、結構カツカツなプレイ感となります。

メインのパイプラインが、パズルのように様々なパイプが描かれており、それらを政府から購入して、自分の前に置いていきます。そうすることでパイプが長くなっていき、長くなるにつれ、オイル精製のグレードがアップしていきます。

そうして、3年(18ラウンド)を通して、最後の換金を行い、一番資金を持っているプレイヤーの勝利となります。

プレイ感としては、拡大再生産。

資金をこねくりまわしつつ、パイプを長くしたり、精製を良くしていくのに奮闘するボードゲーム。手番で行えることが少ない割に資金が結構必要になるので、その部分に置いては得手不得手が出そうな印象。

全体的な流れや精製のコツやパイプを購入するタイミングなどが分かると非常に楽しいかもしれません。

初見でいくと結構苦しいイメージですが、ルールの多さを打破できればサクサクと進みそうです。

マシンや売買のタイミングや精製での利益などを考慮しながら、じっくり遊べる、そのような印象です。