「ギャラリスト」
★★★☆☆
プレイヤーはアーティストを発掘し、自分のギャラリーに展示を行う美術商となって、世間にアピールを行い最終的にお金を一番多く持っているプレイヤーの勝利。
とにかく、盤面のデザインがシンプル。そしてアートは写真、絵画、彫刻、デジタルの4要素。それぞれの未発掘アーティストを発掘する所からゲームはスタート。
それらのアートを買い、自分のギャラリーに来るお客さんに販売するのがメインのゲーム。
システムとしてはワーカープレイスメントで4つのロケーションで販売や宣伝などを行います。
プレイ感としては、じりじりとアートの価格が上がっていく感じが何とも楽しい。
発掘したアーティストのアートの値段が上がっていき高額で売る。そうして儲けを得ていく。
美術商とはこういう感じかな?というのが楽しめます。
システムのワープレで特徴的なのが、他のプレイヤーのコマが同じアクションのロケーションに入るとキックされるんですが、その際に選択で追加アクションを行ってもよい。
うまく他のプレイヤーとアクションが重なるとそれだけアクション数が増えるイメージです。
一番の面白みは価格があがっていくアートをどう販売するか。タイミングを見定めるんですが、最初に目的カードが配られその条件を満たすと最終資金も増えるシステム。
他のプレイヤーとの駆け引きは少ないですが、自分のギャラリーに人が来る方法はチケットを使うのと、恩恵タイルなので呼び寄せる。やはりたくさんの人が来てこそのギャラリーなので、そこも加味していくと、世界観がよくできたボードゲームです。
ただ、盤面のデザインがシンプルすぎて初見では分かりづらい。中々、どの表記が何というのを覚えるのに時間を要しました。
テーマとシステムがうまく楽しいゲームには間違いないですが、盤面の見やすさや分かりやすさがあれば、とても良かったかなと思います。