『クロノス』時代を超えて

★★★★☆

「クロノス」

★★★★☆

プレイヤーはタイムトラベルの能力を使う冒険者となり、様々な建物を後世へ残すため、時代を超えるボードゲームです。

盤面は同じマップで、3つの時代があります。

各時代に建物を建設することが目的ですが、各時代にそれぞれ波及されるのがこのゲームの特徴。

1の時代での建物は2、3へと波及し、マップの同じ箇所に建物が建てられます。

プレイヤーはタイムトラベルを行い、2の時代でも建物を立てることができたりもします。

面白いところは、1の時代で拡張した建物が、2の時代ではありえない建設方法になったりします。それがタイムパラドックス。そのタイムパラドックスにより、建物の破壊や収縮などが発生します。

また3の時代では、建物は過去で建てたモノしか反映されておらず、その時代では、人の定住を目指します。それが後世へと繋がることに結びついています。

ですので、1、2の時代で建物を拡張し、3の時代で住むことにより点数に関わってきます。

手番ではカードをプレイして建設を行う。それによって盤面に建物が広がっていき、勝利点へとつながっていきます。そうして7ラウンド終わった際に一番、お金を持っているプレイヤーが勝利となります。

 

時代を超えつつ、タイムパラドックスの要素で、いろんなせめぎ合いが。

1つの視点でなくて、2、3の時代での視点も捉えながら進めていく、ちょっと変わったボードゲーム。時代を超える観点で、とても楽しいボードゲームです。