「ル・アーブル」
★★★★☆
ルアーブル。湾岸都市を題材にしたボードゲーム。収穫三部作のうちの1つ。
船が港を進むことによって、資材が放たれ、それらを駆使して建物を獲得していきます。
基本的には、船を進めて資材を配置されます。その資材をごっそり取るか、アクションを行うかの2択でゲームが進んでいきます。プレイヤーの手番が7回進むと、1ラウンド終わり。それを繰り返し全20ラウンドを行います。
20ラウンドで長く感じますが、できるアクション等はコンパクトなので、意外と早く進むかも?
このゲームが面白いと思った箇所は、建物によるアクション。
場に出ているカードも、他のプレイヤーが獲得したカードも、他のプレイヤーがアクションを行えるところ。それによって支給する品物などありますが、プレイスペース全部を見通しながら遊べるところです。
カードの獲得(建築)をするには、場に出ている(もしくは他のプレイヤーの建物)にワーカーを配置してコストを払う。それによって勝利点であったり資材交換などを行うことができるようになります。
全体を見通しながら遊びつつ、自分の勝利点を伸ばしていきます。
最終的にはカードの点数(資産価値)や資材をうまく換金したお金の量によって勝敗が決まります。
シンプルなルールながらも全体感を見通しながら遊ぶので、他のプレイヤーとの関わりも十分あります。
結構なコアゲームですが、ルールは比較的簡単。カードの効果はプレイ中に理解すれば良いですが、リプレイの際は、どんなカードがあるかを知って遊ぶと、戦略も広がるイメージです。
色んな戦略が生まれる部分も、このゲームの良さ。
少し長くなってしまうこともありますが、良いボードゲームです。
ぜひ遊んで欲しいと思います。