『トランプ、トリック、ゲーム』変わる手札で活路を

「トランプ、トリック、ゲーム」

★★★☆☆

トリックテイキングで活路を見出すカードゲーム。トランプ、トリック、ゲーム。

トランプを使ったトリックテイキングなゲームの略のようなそうでないような（詳しくはわかっておりません）

このゲームは、１２枚の手札を使ってトリックを４人プレイ時は３回、３人プレイ時は４回のゲームが行われます。つまり、獲得する枚数は１２枚となります。それを１ラウンドとして全部で４ラウンド。４ラウンド目だけ取れるトリック数と得点計算の方法も変化します。

１～３ラウンド目は、カードに書かれた動物の足跡の総数ｘ動物の種類が点数になります。

そして、取れるトリックは１２枚。その１２枚が点数計算と次のラウンドの手札になります。その時点で！！！となるんですが、足跡のあるカードはカードの強さで言うと中間ぐらい。点数を伸ばすと１２枚の手札が中間ばっかりになります。

数字が高いカードが基本強いのですが、足跡がないので点数が伸びなかったりと、まずそこでジレンマがあります。

それが１～３ラウンド続いて、４ラウンド目。４ラウンド目は、とれるトリック上限が無制限＆とったカードそのものが点数になります。

カードには４種の動物が書かれてあり、それぞれの点数が異なります。

そうして、４ラウンド行った総合計で勝利を決めます。

いろんなトリックテイキングのゲームがありますが、取ったカードが次のラウンドの手札になるのは珍しいのではないでしょうか。

また、４ラウンド目の点数計算が変わる所もそれぞれのラウンドで獲得するカードによっても結構影響してくる感じです。

ラウンドによって、一番強いスート（切り札）を決めるカードもあり、マストフォローの中に切り札要素で一番強くなったりと、戦略はたくさん。

シンプルに強いカードが手札にくる運要素ではなく、ラウンドにまたがって変わる手札も、より一層このゲームを面白くしています。

このゲームに関しては詳しく説明するよりも、ぜひ遊んで欲しいです。