「アンタークティカ」
★★★☆☆
南極大陸をテーマにしたボードゲーム。
プレイヤーは南極大陸の調査団として派遣され、各地で施設を建設し、調査を行うことで名声点を多く得ることを目標とします。
このゲームでは、基本的に全てが反時計回り(南極に位置しているので)でゲームは進みます。
自分の調査船が、8つに別れた大陸それぞれでアクションを行っていきます。
太陽が反時計回りに8つの大陸を進んでいきます。その時に、太陽に一番近い船が恩恵を受けて、調査のために移動を開始できます。
移動した先にある施設などでアクションを進めて行くことになります。
アクションは主に、建設と調査。
建設をするためには、南極全体を見渡し、建設に必要な建物エリアに船が必要です。
また、調査員のコマが手元にあること。それらの条件をクリアすると、移動先のエリアに建物を建設。そうすることで名声点を得ることができます。
また、各地の調査施設があると、建設以外に調査を行なって、調査のメーターとなる箇所を発展させることができます。
中には、特殊アクションができる要素もあり、それらを駆使することでゲームの発展と優位に役立つこともあります。
最終的に、誰かが調査員のコマを全て配置したらゲームが終了。
名声点の獲得は、各エリアで配置した駒の最多数による名声点が入ります。
プレイ感としては、調査隊を各エリアに配置していくエリアマジョリティゲーム。
建設を行うことで、駒を配置できるので大いに配置を狙いたいところ。
ただし、自分がアクションをするためには、船の駒が先頭にないといけない。
それまでのダウンタイムが重なると辛い部分もあります。
プレイの仕方によっては、そのダウンタイムが長くなるルールが少し辛いかなという気持ちがあります。
全体的なルールとテーマ性としてはとてもマッチしているので、十分楽しむことのできるゲーム。シンプルな要素もありながら、カードの特殊効果で発展が大きくなるので爽快感もあり。
南極大陸、アンタークティカを調査していく様を楽しめるボードゲームです。