「ケイラス1303」
★★★★☆
2006年のドイツゲーム大賞のケイラスがリメイクされて発売された「ケイラス1303」。
元のケイラスはワープレの元祖とも噂のあるゲームをルール改変とシステム再構築を行って遊びやすくしたゲームです。元のケイラスをやっていないので比較はできませんが、1303の方は、すごく洗練された、ワープレの王道と他のプレイヤーとの兼ね合いなどがバランス良く楽しめるボードゲームの印象です。
手番ではワーカーを道に置いて行き、全プレイヤーがワーカーを置ききったら、スタート地点の方からアクションを解決していきます。
そのシステムがあることで、手前の方で早く解決したいものや得たいものを考えつつ、後半に活躍させる方法が取れます。ただしワープレの要素ですので、他のプレイヤーも同じように。
また、王様がいる場所より前には置けないのと、場合によっては先頭の方(アクションが徐々に強くなる)はアクションできない可能性など、置き場所にすごく悩む要素が。
また能力がアップするカードがあり、それも他のプレイヤーから奪われることも。
ボーナスアクション部の箇所もマジョリティやワーカーを置いたタイミングによって効果が違うので、ボード全体を見つつ、自分の行動を考える必要が。
他のプレイヤーの動向も公開情報ですので、これまたジレンマやぐぬぬ感たっぷり。
そのシステムを楽しみながら、だいたい2時間ぐらいでは終わるので、とても充実感のある作品です。
ここから沢山のワーカープレイスメントが始まった?ほんとに?と勘違いが生まれる、洗練されたシステムです。
とてもおすすめのボードゲームです。