「エスナプール宮殿」
★★★☆☆
エスナプール宮殿を建設するために、沢山の賄賂を使うというテーマのボードゲームです。
賄賂、、、とは。単純にお金カードなのですが、このゲームのシステムの特徴となっています。
各個人ボードには7箇所のカードを置く場所があり、それぞれがアクションに対応しています。
各アクションごとに全プレイヤーは一斉に置いたカードをオープンにし、一番高い数字(お金カード)を出したプレイヤーがそのアクションを行えます。
つまり、一番賄賂を多く払ったプレイヤーとなります。
アクションは、色々あり、他のプレイヤーのアクションを禁止したり、宮殿の一定の場所を禁止させたりします。
共通でできるのは建物の駒の獲得ですが、もし同数が出た場合は獲得数が減ってしまします。その部分での駆け引きも生じてきます。
それが、メインとなる宮殿の建設。プレイヤーはフェイズで置くことのできる駒を先ほどの獲得フェイズで得た分が、今回建設できる個数。
置くタイミングによってはボーナスのお金がもらえたり、宮殿が完成した際にボーナス勝利点がもらえたりとします。
そうして建物駒を配置していき勝利点を伸ばしていきます。
もう1つ要素として、特殊アクションがあります。
先述の一番多く賄賂を払ったプレイヤー以外はカードが残ったままになりますが、その残ったカードの合計により恩恵ポイントがあり、それを使うことで特殊アクションができます。
禁止マーカーに関係なく駒を配置できたりと、色々な種類があります。
先着となるのでそちらも狙う楽しみがあります。
プレイ感としては、ひとつひとつのアクションに賄賂(お金カード)を使い、駆け引きが楽しい。そうして駒の配置を目指していくのですが、そのジレンマも度々発生。
他のプレイヤーが置きたい箇所を予想しながら、周りを注視する必要も。
ただ、駒の配置のかけひきはあるものの、少しだけ指定の他のプレイヤーを邪魔できてしまう部分があるため、ちょっと辛い部分も。
沢山のアクションフェイズがあるので、色々考えることができる意味では楽しいボードゲームです。
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