『ヴェネチア2099』沈みゆく街からお宝を

「ヴェネチア2099」

★★★★☆

ヴェネチア2099。沈みゆくヴェネチアの街からお宝を救出していくボードゲーム。

手札からカードを出していきますが、出す順番は数字が高い順から。その出た色と数字に対応するタイルが裏返ります。裏返ることで、そのタイルは水辺タイル（水没）となります。

水辺タイルになってしまう前に、宝物を救出して一番多くの宝物を集めた人が勝利となります。

 

このゲーム、題材がヴェネチアで2099年となると本当に水に沈むんじゃないかと言われている感じがよくできています。

手札は予言カードと呼ばれ、沈みゆく街を予言しているよう。

そうして、沈む前に宝を集めていく感じはとてもよくできています。

コマは３つありますが、もし自分が居る箇所が沈んで（裏返って）しまった場合は、救出カードを使ってボードに乗って近くの陸に避難する。

その救出カードは２枚なので、２チャンスだけ。

数字は必ず高い数字から出ていくのですが、プレイヤーによっては、高い数字を持っていなかったら、急に沈んたりと、ハラハラします。

進める箇所も少なくなってくるのでじわじわ感が結構いい感じ。

テーマとルールがマッチした良いゲームです。

 

ヴェネチア、すてきな街並み。パレードではお面かぶって。

２０９９年も素敵な街並みが残っていますように。