「パトリツィア」
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パトリツィア。各地で勢力を伸ばすべく、建物を積み上げていくエリアマジョリティゲーム。
各地各色に対応するカードがあり、それをプレイすることで、その色の都市に自分の建物を積んでいきます。
プレイヤーは手札3枚から建てたい都市の色のカードを出し、コマを置く。それを繰り返していくのですが、カードの補充は、都市にオープンで置かれたカードを、コマを置いた都市から補充をしていきます。
なので、補充カードは公開情報。
そして、カードには上の段と下の段があり、上には色。下には特殊要素があります。
人物が描かれたものと、都市の色、コマを移動、どこでもカードを取れる要素があります。
この人物カードが少しネックで、最終的に同じ人物カードを3枚1種集めていると、6ポイント獲得。結構強いんです。
また、エリアマジョリティゲームの根幹ですが、各都市には置くことのできるコマの総数が決まっています。そしてカード(出る都市の色の枚数)も同数になっているので、最終的には全部きっちりと置かれることになります。
配置の途中、コマの最大数が埋まると、得点チップが得られます。
マジョリティの要素はコマの多さ。同数の場合は一番上に置いてると優勢になります。
そしてマジョリティを確保しながら勝利をめざします。
プレイ感としては、シンプルながらも、総数が決まっているのであとどれくらいだとか、あの色に置かれたらなど考えながら遊べます。またカードの補充もオープンで、その都市に置かないと取れないので、ジレンマもあり。
手札のランダムさもありながら、結構戦略的にもプレイできます。
カードの下の効果もそこそこ利用できるので、結構楽しい。
そんなに時間もかからず、悩める要素もあるので、少しボードゲームに慣れたプレイヤーにも玄人プレイヤーにもおすすめだと思います。
個人的に、盤面とカードの大きさなどデザイン要素も素敵でシステムも良い、好きなボードゲームです。
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