『コンコルディア』古代ローマの発展

★★★★☆

「コンコルディア」

★★★★☆

古代ローマを舞台に各都市に入植者を送りこみ、建設を行い商業網を発展させていくボードゲームです。

基本的には、カードを出してアクションを行うボードゲーム。

盤面に建物を立てることで商品が生産されるようになり、それらを駆使し、新たなカードを購入したり建物を建てたりを行っていきます。

アクションを行う為の手持ちカード。それらには建築家や護民官などの補佐的人物カードとなっています。

それらをプレイしアクションを行う。そのために商品や建物を活かしたりしていきます。

シンプルなルール。それでもって、盤面では様々な駆け引きが繰り広げられます。各属州に建物を立てると、商品が生産されていくので、そこは早いものがちで建てたいところ。他のプレイヤーの建物があっても建設は可能ですが、コストが倍と膨れ上がってしまいます。

カードは最初7枚ですが、購入することで手持ちが増えてきます。

また、そのカードがゲームの勝利点へと繋がるシステム。

カードには勝利点の条件を増す要素となっており、コマの数や、各属州に置けたコマの数。生産できる商品の種類など、複数の勝利点条件。

ゲーム後半になると、より一層、建物の建設が進み、できることが増えてくる感じです。

またお金もネックになってくるので、侮れない。

このゲームの面白いところは、それらの絡み合いがカードのアクションのみで行われるところ。カードひとつひとつのアクションがとてもよくできており、カードを一旦出すとしばらく戻すことができない。

戻すためにもカードを使用するので、どのタイミングで戻すか。

また他のプレイヤーの行ったアクションをコピーできたりと、楽しいごとづくめ。

ただし、盤面での駆け引きや生産効率などを考えると、プレイ感としては少し難しいイメージです。

ゲームルールは比較的簡単な方でしたが、長考メンバーで4時間のプレイ時間。

少し時間はかかりますが、手軽に始めることができ、色々と考えることが楽しいおすすめゲームです。

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