「コンテナ」
★★★★☆
コンテナ。その名の通り、船でコンテナを運んで勝利点を得るボードゲーム。
中央のボードは輸出先の外国となっており、各個人ボードが自身のコンテナの港。
その港や輸出先、はたまた、各ボード間は公海となっており、その海を行き来しながら輸送を行います。
手番では、コンテナを製造したり、港に販売用のコンテナを配置したりします。
2アクションポイント制で行えることに制限があります。
特に、船を動かすのに1アクションであったり、中央の外国への輸出は2アクションポイント使う必要があります。
勝利点に結びつくのはその外国。
そこへ輸出した各色のコンテナの獲得には、競りによって行われます。
競り勝つと、各色のコンテナを獲得します。
コンテナの色それぞれに勝利点がありますが、実は、プレイヤーによって色ごと点数が異なります。
最初に条件カードなるものが配られて点数の配分が違っています。
なので、人によっては欲しい色であっても他のプレイヤーは低い勝利点であったりします。
さて競りということもあって、お金が重要。借金システムもありで、経営に近く、それでいてシンプル。
内容はスッキリしている印象なのですが、色々とせめぎ合いもあり、協力体制もあります。
コンテナをうまく輸出したり、製造によって他のプレイヤーに販売する機会を作り資金を調達する。コンテナを競りに出すことで資金を獲得できますが、他のプレイヤーの勝利点に関わるので、悩ましいところ。
とてもよくできたボードゲーム。
個人的にすごく良いと思ったのが、ボードじゃない部分が公海のところ!
普通、ボードゲームはボードの上で行うイメージが、そうでない部分もゲームとして必要な部分が素敵。
色々な要素と勝利点へのせめぎ合い、競りシステムなどとても面白く、非常におすすめできるボードゲームです。
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