『ルナ』月の巫女に選ばれよ

★★★★☆

「ルナ」

★★★★☆

 

月の巫女ルナに、次の巫女を自分の修道院から選んでもらえるように、ゲーム内で様々な貢献を行うテーマのボードゲームです。

中央の盤面は神殿島になっており、ここでは奉仕活動によって貢献度を獲得できます。

周辺は聖なる島になっており、ここを周回していくことで様々なアクションを行うことができます。

基本的にはワーカープレイスメント。自分の修道士の駒を聖なる島に配置することで、聖堂を建てたり、修道士を増やすことができます。

修道士駒はアクションが終わると島の横に置いて、アクションが済んだことを示します。中には駒が2つ必要なアクションや、移動アクション、恩恵タイルの獲得も行うことができます。

大きな貢献ポイントは、中央の神殿島への奉仕を行うこと。

対応する島でアクションを行うと、自分の修道士駒は中央のタイルへ移動し、その後、真ん中の神殿に置くことでポイントをもらうことができます。

ただし神殿に置くことができる箇所は最初は数字の低いところだけ。ラウンドが進むにつれて高い数字の場所へ配置が可能となります。

もう一点、ラウンドの終わりの際に、巫女の居る島に修道士駒が残っている最多のプレイヤーと次点のプレイヤーはポイントを獲得できます。そして先述の神殿に置いている駒の数分、点数を獲得できます。

逆に背教者が居る島ではポイントを失います。

そのようにして全部で6ラウンド。最終的に貢献ポイントが最多のプレイヤーが勝利となります。

 

プレイ感としては、周辺の島を周りながら行うアクションがとても楽しい。

駒を増やすのに最初は2つの駒が必要であったり、移動だけでアクションが終わってしまう部分は次のラウンドを見越して移動したりと、ラウンドの先読みもしながらプレイすることができます。

中央の神殿に駒を配置すると、ゲーム終了まで駒が戻ってこないので、ワーカーがかつかつになります。けれど点数を獲得するには必要なこと。

また神殿では高い数字への配置が後になりますが、その際に隣接する低い数字に置いた駒は元に戻されてしまいます。すると、ラウンド終了時の獲得ポイントが減ってしまうなど、ジレンマあり。

いろんなアクションを考えつつ、周りの状況を見ながらプレイする必要があります。

その部分が少し難しいですが、6ラウンド通して楽しめる素敵なボードゲームです。