『ラクーンタイクーン』競りと生産と購入

「ラクーンタイクーン」
★★★☆☆

ラクーンタイクーン。動物の国っぽい雰囲気のボードゲーム。

基本は資材を集めて、それらを売りつつお金を集めます。集めたお金は建築コストとして支払が可能となり、建物タイルを買ったり、動物カードを競り落とすのに使います。

建物タイルは自分のアクションが強くなる付加要素で、動物カードは同じ種類を集めることで勝利点が高くなる仕組み。ですので、動物カードは競り要素になっていており少し白熱する要素です。

また資材は、カードをプレイすることでもらえるのですが、同時に市場価格が変動します。後々、売ることで有益になったり、また街カードを獲得するために使用することも可能。

場の、建物タイルか、街カード、動物カード（列車カード）が２種類なくなるとゲーム終了で、一番勝利点の多いプレイヤーの勝利となります。

全体的にゲームシステムは面白いですが、競りと市場の価格、コストの支払いと３つの点数の獲得方法があって一度に遊べる感じです。その分、全体が大味となっています。

イラストとコマなどはしっかりとできたコンポーネントなので、その点の付加要素を入れて★は３つ。重ゲーになれたプレイヤーは物足りないイメージでした。

後半になると資金が増えるので、建物がかなり効いてくるのですが、全体的にメリハリが少ない分、少し物足りないかも。白熱要素がもっとあればより良いボードゲームになるのではないでしょうか。