「ロココの仕立て屋」
★★★★★
プレイヤーはドレス職人となり、舞踏会を控えている貴族にドレスを仕立ることで名声を得ていくボードゲームです。
テーマの通り、ドレス作りに勤しむ工房の主人となりドレスを作ることがゲームのメインとなります。
手番では手札にある職人達を使い、アクションを行っていきます。職人は「見習い」「中堅」「マイスター」の3種。それぞれできるアクションの数が異なります。
マイスターのみが雇用をでき、新たな職人を獲得できます。そうすることで自分の手札(デッキ)が構築されていき、サブアクションが色々と増えていきます。
先述、ドレスを作ることができるのは、中堅とマイスター。そのために糸やレース、布地を買いに行ったりします。そしてドレスを作ることで、各部屋の貴族に献上することで最終的に、名誉点へとつながっていきます。
ボードでは、装飾への出資もすることができ、その出資により資金が増えたり、エリアでの優勢を獲得できます。
ドレスを作り、各貴族の部屋でのマジョリティにより名誉点の勝負となっていきます。
プレイ感としては、ドレス作りとそれぞれのマジョリティ、そしてサブアクションの使い方など、やりたいことが沢山あり、すごくワクワクします。
ゲームはラウンド制で、各ラウンドごとに新しい職人たちが登場していくのですが、進むにつれサブアクションの能力などが強くなっていったりします。マイスターでした雇用ができないので、そのカードは手札に入れたい所。けれども雇用により資金が必要となるので、ドレスを売ったりと、作って献上だけではない部分も。
装飾への出資で大きな部分は屋上の観覧席。そこは名誉点が乗算されるので侮れない。
ボードでも、手札でも、色々と考えるところがあり、ゲーム終了まであっという間の気分。
1つ1つが繋がりがあって、ヤキモキしながらも楽しい。
ボードの雰囲気とゲーム性、とてもよくできたオススメのボードゲームです。