「ローマ帝国の危機」
★★★★☆
カタンのシリーズで、ローマ帝国が危機に晒されている状態のボードゲームとなります。
ローマ帝国の危機、とあるように帝国を守る側かとおもいきや、逆で、プレイヤーはゲルマン民族となってローマを侵略したり略奪をしていくカタン式ボードゲームです。
ルールは基本のカタンと同じく、資材を集めて建物を建てて行くのですが、建物の代わりに、歩兵と騎兵があり、その移動により都市を略奪してタイルを獲得していきます。
そして、侵略の後に略奪を行うことで、勝利点へと大きく進んでいきます。
終了条件はだれかが10点になると勝利となります。
さて、カタン同様にダイスで出た目の資源が入りますが、ローマ帝国の危機では4つのダイスを振ります。資源の獲得は同様。ただし先述のように建物ではなく、歩兵と騎兵を配置していきます。
その略奪によって都市を支配できたことになり、資材の獲得も増えていきます。
多くの歩兵や騎兵を略奪などで獲得し、新たに配置をしていきます。
プレイ感としてはベースはカタンながらも、違ったゲームの印象。
歩兵と騎兵を上手く移動させていくことで都市を占領していくのが楽しい。広いボードを縦横無尽に移動していくのですが、占領するためには結構な数の兵隊が必要となりますので、コスト管理も大切。
他のプレイヤーとの奪い合いとなるため、おおよその場所を選びながら進めて行く必要があります。
資源の他に、牛や馬が手に入る牧場もあり、それを使うことで移動などが変化するのも見所。
ルールはシンプルながらも、盤面が大きいので戦略性も必要となっています。
その楽しさをぜひ味わって欲しい素敵なボードゲームです。