『アクアスフィア』海中捜査に勤しんで

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アクアスフィア。海中の研究所でボットと呼ばれるワーカーを使って研究を進めるテーマのボードゲームです。

基本的にはワーカープレイスメント。エンジニアと科学者の2つのコマを使ってアクションを選び、ボットで稼働させます。流れとしては、自分の手番にアクションの予約か実行を行うことができます。なんにせよ、まずは予約が必要。予約することでボットがそのアクションへの移動準備が完了し、次の手番でアクションが実行可能となります。

アクションは、研究室の拡張や資材の獲得。リサーチカードや潜水艦の獲得など。それらを駆使していくのですが、アクションの選択肢がラウンドによって異なります。アクション予約のボードは道に分かれており、組み合わせが毎ラウンド変化します。進め方を考えつつアクションを選択していくようです。

プレイ感としては、ゲームバランスとシステムがうまくまとまっており、悩ましい部分がとても楽しい。アクション選択のルートがあるので、選択肢が絞られるのも良い。他のプレイヤーとかぶる要素がそれで緩和されており、比較的遊びやすい。けれど、研究所の移動や、タコによる侵害がコスト増につながったりしますが、タコを撃退できると点数が伸びたりと、さまざまな工夫が可能です。

他のプレイヤーの行動にも注意できるし、盤面での責め合いや、自身の拡張などやりたいことがたくさんあるのに反してラウンド数が少ない。このバランスはさすがの逸品だと思います。

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