『インプルーブメントオブザポリス』政治発展を担え

★★★★☆

「インプルーブメントオブザポリス」
★★★★☆
インプルーブメントオブザポリス。古代ギリシアを舞台に、プレイヤーはポリスを担当し、成長を図るボードゲームです。
各プレイヤーは個人ボード(担当ポリス)を持ち、政治カードというアクションカードを駆使しながら、政治的発展を狙ってきます。
ゲームは9ラウンド。各プレイヤーはダイスを振って、出た目に応じたアクションカードを割り当てます。アクションカードは1~6の数字があり、数字が高いアクションは高い出目が求められます。数字が足りない場合は市民を支払うことで変化できます。
カードを割り当てると、1から順に全員が同時にアクションを行っていきます。
自分のポリスの能力値や成長度合いを加味しながら、各々が上手く伸ばしていく感じのゲームとなっています。
ただしイベントに応じて、トッププレイヤーに支払いを要求されたり、その逆も。手持ちのカードとダイス目を照らし合わせ、うまくアクションを行っていきます。最終的には、9ラウンドで獲得した勝利店や、ポリス・政治カードによるボーナス。栄誉x知識の数を総合して順位を決めます。
プレイ感としては、アクションカードとダイス目が連動したアクション要素が結構いい感じ。運要素はあるものの、市民の量で変化が可能。ダイス目が6と6が出たときは嬉しい。そこからアクションを駆使していく。ポリスの能力によって、各々のゲーム指針がありゲームで迷わない部分も少ない点が遊びやすくしているように思います。
1から順に解決していくので、全体の動きも見やすく、どこでどの部分を伸ばそうかも定まりやすいと思います。
他のプレイヤーとの競合もあるので、非常にバランスのとれたゲーム性と思います。
グラフィックが綺麗にリニューアルされ、デザインも中々。1時間弱で遊べる良いボードゲームです。