『イスファハン』商店街を自分色に

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「イスファハン」

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イスファハン。

ボードに描かれた商店に駒を置くのが大きな目的。

また、自分の建物を構築したり、駒をラクダのキャラバンに送ることで勝利点を獲得できます。

基本的には、立体に見える商店が描かれたボードに駒を置いていくことがメインとなります。

手番ではダイスの目に応じて駒を置くのですが、特徴的なところがここ。

スタプレがダイスを一斉にふり、出た目をグループわけします。

そして一番高い数字がアクションボードの一番上に。そして、低い出目のグループから順にしたから埋まっていきます。アクションボードは全部で6個。

つまり、ボードの上から2つ目は、1〜6の出目が全部でないと、2つ目は埋まらないことになります。

そして、それぞれの箇所に応じたところに、駒を盤面の商店に置いていけるのですが、先述のように、中々埋まらない上から2つ目は価値が高くなっています。それだけ置くことが困難な分、勝利点が高くなっています。

 

さて、勝利点はどう獲得するか。

それは各商店に駒を全部おききれたら得点になります。しかもラウンド終了時に。

ラウンドは置いた駒の数分がタイムキーパーになっており、各プレイヤーが駒を置いた数だけマーカーがスペースを進んでいきます。

一周すると1ラウンド終了となり、商店に駒が全部置けていると勝利点。

そして、もうひとつ。その商店の駒ですが、色々なアクションや建物により置けることが変わって来ます。

 

また行政官という駒の移動もアクションの1つにあります。

その行政官を動かすことで、商店にある駒を取り除くことができます。

そのようにして色々なアクションを駆使してエリアマジョリティを狙っていきます。

 

プレイ感としては、比較的シンプル。

ただし、ダイスの出目によって、アクションに変化が。

キャラバンの要素などがうまくマッチしており、適度なスパイスになっています。

シンプルなエリアマジョリティな部分にダイスの運要素と、キャラバンでの早い者勝ちにハラハラする。

そして行政官の移動などアクションがたくさん。

個人的に一番うまくハマったのが、ダイスのアクションボード。

先述のように上から2つ目が少なくなっている。ダイスの運が左右する部分。

とてもよくできたシステムだと思います。

 

ボードのデザイン的にも個人的にマッチ。

単に商店に駒を置くことが難しく、他のプレイヤーとのせめぎ合いもあり。

とても面白いボードゲームです。

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